• 公務員試験小論文・教養論文・専門論文(憲法)の書き方を知りたい
  • 公務員試験小論文・教養論文・専門論文(憲法)の対策をたてたい
  • 公務員試験小論文・教養論文・専門論文(憲法)の模範解答を読むだけでは不安だ
  • 公務員試験小論文・教養論文・専門論文(憲法)の参考書を読むだけでは
    力のついた気がしない

公務員試験、小論文、教養論文、添削、作文、予備校、通信

 

ゼロ塾では、添削講師と生徒がメールを利用して、小論文の内容に関してキャッチボール的な添削を行います。

公務員試験、小論文、教養論文、添削、作文、予備校、通信

 

添削方針

  • 小論文の答は問題文の中にある
  • 問題文を深く分析する
  • 論文添削は、「添削答案が返却されてきて添削のコメントを確認したらおしまい」というのでは、あまり効果がない。

公務員試験、小論文、教養論文、添削、作文、予備校、通信

 

  • 添削コメントで指摘された点に注意して答案を書き直すところに意義がある。※書き直し答案の事務局への再提出は任意です。
  • この書き直しが論文作成能力を向上させるのに極めて有効な手段である。
  • その書き直し答案について、何度も読み返すと、一層効果がある。

 

論文対策添削講師からのメッセージ

こんにちは。論文対策添削講師の「ゆう」です。
公務員試験の論文対策の方法について、若干のアドバイスをしてみたいと思います。
論文とは、課題に対する解決を根拠を示して提示する文章です。公務員試験の論文をどのように書けばよいかについては、問題文の中にヒントがあります。問題文の中に答案の構成が示唆されているからです。何かどこかに「公務員試験の論文の答案構成のしかた」という方法があるというのではなく、書く内容も書く形式も、問題文に指定されているのです。まず、このことに気がつかなければなりません。そこで、論文を書く際には、常に「問題文に何と書いてあるのか」をチェックし続けなければならないのです。そうしないと、自分の思い込みで勝手なことを書いてしまう危険性があるからです。この危険性を意識していない受験生が多すぎます。問題文は「出題者からの注文書」なのですから、これに記載してある注文に答えていない答案の点数が低いのは、考えてみれば、当然のことではないでしょうか。たとえ他の前提問題がどれほど詳細に説明してある論文だったとしても、この結論は変わりません。
このように問題文を注意深く検討する技術を習得するためには、早い時期から、現在の自分の知識でどの程度の内容の論文が書けるかを何度も試してみる必要があります。「知識がないからまだ書く時期ではない」というのではなくて、「この課題については、仮に知識があったら、このように書きたい」という視点に立って、論文内容を構想する訓練を反復すべきです。少ない知識でどの程度の論文が書けるかを何度も試してみるべきなのです。「知識が貯まるまで論文を書かない」という選択はすべきではないのです。むしろ、過去問を頻繁に参照して、何が問われているのかを繰り返し確認して、その確認に基づいて知識を補充していくという方法を採るべきです。この方法を採る場合、過去問のリサーチが極めて重要であることが分かります。過去問をリサーチすることによって、出題傾向を知ることができ、かつ、勉強の材料を収集することができます。この際、志望先の過去問に限らず、広く全国の自治体の論文問題を収集すべきです。なぜなら、こうすることによって、行政上の課題を広く知ることができるからです。
この点と関連しますが、統計等のデータの知識については、それほど詳しく記憶する必要はありません。むしろ、論述する知識はコンパクトな形で記憶しておく必要があります。自分の志望先の論文試験の制限字数で、全体としてどのくらいの詳しさの論文が書けるかについて、事前に何度も試しておくべきなのです。制限字数の範囲で記述できる程度の知識を記憶するという方法が適切です。これは過去問を検討しなければ分からないことです。
実際に論文を書いてみる場合、論文の採点者は答案を初めて読むのだということを、常に念頭に置く必要があります。初めて読んだ人が1回で理解できる文章を書く必要があるからです。実は、自分が何を考えているかということ自体が、実際に文章を書いてみるまで明確でないことが多いのです。さらに、書いた内容がそのまま採点者に伝わるように書く必要があるわけですが、そのように書いてあるかを最初から明確に予想することは容易なことではありません。そこで、自分の書いた論文を他の人に読んでもらって、分かりにくいところを指摘してもらうということが必要になってくるのです。一流の小説家でも担当の編集者に何度も読んでもらっています。このような方法は、分かりやすい文章を書く技術を磨き上げる上で不可欠の方法です。
以上のような点に注意して公務員試験の論文対策をしてみることが効果的だと思います。

 

作文・小論文・教養論文キソのキソ10のルール

  1. ある課題に対する政策を論述するというのは、自分が関心を持ち志望先の自治体の職員となったら取り組みたい希望を論述することではありません。提示されている課題に対して通常主張されている政策を論述すべきです。志望先の自治体が現に実行している政策を論述してもかまいません。むしろ、現に実行している政策以外に、基本的には、名案はあり得ません。これに対して、極めてオリジナルな、通常あまり聞いたことがないような政策を書いても、その是非・効果を判定することができず、採点不能です。
  2. 個人的な具体的経験を論証に使用してはなりません。一般的な公共政策を問われている場合には、個人的な具体的経験を引き合いに出すと、採点者は論証の客観性・一般性が欠如していると評価する傾向にあります。したがって、基本的には、どこまでも一般論で論述を展開していくべきです。もっとも、「自分の経験を公務員としての職務にどう活かすか」などという論題の場合には個人的な具体的経験を書くべきですが、これは話が別です。
  3. 問題文を熟読する必要があります。問題文が問うていることに答えるのが論文ですから、問題文が何を問うているのかが理解できなければなりません。「論文を書くこと」ではなく、「問題文に答えること」が要求されているのだと考えるべきです。この点、考察の前提とすべき状況が問題文に既に示してある論文問題を出題する自治体がかなり多いです。この場合、示してある状況をさらに詳しく説明するところから書き始めるべきではありません。論文問題では詳しい知識そのものが試されているわけではないからです。尋ねられているポイントに単刀直入に答え始めるべきです。序論などを書くべきであるのは、いわゆる一行問題、例えば、「少子高齢化について論ぜよ」などの問題の場合です。
  4. 論文の段落構成は最初から決まっているわけではありません。問われていることがらによって答える内容・方法は変化しますから、段落構成も一定不変ではありません。もちろん、典型的な段落構成・論文構成というものは存在します。しかし、序論や背景が長々と書いてあると、減点の対象となります。「論文の採点者は論文の作成者の頭の中に何があるかを知らずに論文を初めて読むのだ」ということを忘れてはなりません。特に書き出しの10行は十分に注意して内容を考えるべきです。
  5. 論文とは「課題の解決を提言するもの」です。課題の解決が目的であり、政策がその手段です。したがって、政策と課題の間には、原因と結果の関係、つまり、因果関係がなければなりません。さらに、そもそも課題が発生したのは原因があるからですから、その原因と課題の間にも因果関係があるわけです。このように、因果関係というものは、論文の構成を考えるに当たって、極めて重要な役割を演ずるので、特に注意しておく必要があります。「論文の段落構成の要素として現状・課題・背景・原因・対策などを書くべきだ」というアドバイスをしばしば目にしますが、これらの要素を結びつけるのは因果関係であることを理解すべきなのです。
  6. 論文の細部における因果関係の役割についても注意すべきです。因果関係は、原因結果の関係という形で現れるだけでなく、目的手段の関係という形でも現れます。1つのセンテンスを書く場合にも、因果関係に注意して思考・論述すべきです。自分が書いている部分は、別の部分の原因なのか結果なのか、目的なのか手段なのかを考える習慣をつけることが重要です。初めは、「○○○○である。これが原因となって、△△△△という結果が生じる。」「□□□□であることが必要である。そのためには、◎◎◎◎という手段が有効である。」などという小さな論証を書くことができるように練習することが有効です。
  7. 具体的な政策の是非を問われる論文問題、つまり、「○○○○であるという見解の是非を論ぜよ」という論文問題では、その政策に対する賛否を最初に明示する構成をとるべきです。まず、「○○○○という見解には賛成である」と、結論から書き出すのが最適です。次に、「なぜならば、△△△△と考えるからである」というように、上記の結論の根拠を示します。さらに、「確かに、この見解に反対する立場もある」として、反対説に言及して、反対説の立論を検討します。この際、「確かに反対説が▲▲▲▲と主張することにも一理ある」として、一定の譲歩を示すのが、うまい構成です。その後、「確かに一理あるのだけれども、優先的に考慮しなければならないのは、□□□□という点である」として、自分の立場(ここでは賛成説)の主張を引き合いに出して、「自分の立場のほうが□□□□という点を適切に解決できるから妥当である」という展開にもっていきます。最後に、「したがって、○○○○と考える立場が妥当である」と結ぶわけです。
  8. 論述すべき政策として参考にすべきであるのは、志望先のHPの市政情報などのページに公開されている総合計画などに示してある内容です。自治体の基本政策は、通常、「○○市第□次総合計画」などという名称が付いていて、PDFファイルの形になっているので、冊子を入手しなくても、インターネット上で読むことができます。この計画は、自治体の関係職員だけでなく、大学の先生などの識者も動員して、知恵を結集して立案・作成するものです。ここに記載されている課題・対策こそ、公務員試験の論文の課題として出題されるのにふさわしいものです。さらに、ここに記載してある用語を自分のものとして論文に使えるようになることが、よい論文を書けるようになる早道です。余裕があれば、自分の志望先の自治体だけでなく、さまざまな自治体の総合計画を勉強すると、非常に役立ちます。
  9. 雛型となる解答例・模範答案を集めることは効果があります。作成者がさまざまですから、自分にピッタリの書き方をしていないものもありますが、論文初心者は論文全体をどのように構成していくかというイメージを持っていないので(このこと自体は当然のことですので気にする必要はありません)、多数の解答例・模範答案を集めて論文答案のイメージをつかむことは有益です。
  10. 出題傾向は、他人が予想したものに頼るのではなくて、全国の出題例・過去問を自分で集めることによって知るべきです。その際に注意すべき点は、単に出題事項をキーワードだけで調べるのではなく、問題文全体をリサーチすべきであるということです。例えば、「観光振興」はどのような視点で出題されているのかを、具体的な問題文を通して知るべきなのです。

 

1通メール添削 2,750円(消費税込)
2通メール添削 5,500円(消費税込)
4通メール添削 11,000円(消費税込)
8通メール添削 22,000円(消費税込)
12通メール添削 33,000円(消費税込)

 

公務員試験、小論文、教養論文、添削、作文、予備校、通信

 

※塾生ではない方は、入塾料15,400円(消費税込)が別途必要になります。

※論文添削の期限は、論文講座を申し込んだ日を基準に、1年以内とさせて頂きますので、ご了承ください。

※論文添削は生徒さんの書かれた論文答案を事務局が受領してから概ね1週間程度で生徒さんに添削済みの論文答案を返送致します。