皆様お元気ですか。ゼロ塾講師・てんです。

 

まだ暫くは全体的な観点からの試験対策についての話を

進めていきますので、よろしくお付き合い願います。

 

さて前回、最後のほうで適切な学習計画を立て、戦略を練るということが大事

である旨書きました。

 

しかし実際のところ、独学だとその辺りの見極めをして、

綿密に適切な学習計画を立てるという作業は結構大変だろうとは思います。
それから多人数で授業を行うようなスタイルの予備校でも、

各人の得手不得手に合わせて
…などという柔軟な対応もなかなかできないでしょうしね。

 
必ずしも本格個別指導が売りの当ゼロ塾の宣伝のために

こんなことを言っているというわけでもないのですが(笑)。
でも本当に大事なことですので、引き続きその辺りのお話を、

内容的にはほぼ前回の踏襲ですが、今回は具体的に科目名を挙げてします。

 

 

受験勉強を進めていると、誰もが一度や二度は壁にぶち当たるでしょう。

公務員試験の専門科目においてなら、経済学や民法といった

一般的に難関とされる科目の学習をしているとそれが顕著。

 

受験生としては、行き詰まりを感じた時などに目先を変えるという意味も込め、

比較的取っ付きやすい科目(例えば政治学など)へ走ったりすることも…。

政治学がそこまでラクな科目であるとは言いませんが

(そもそも自分の担当科目でもありませんし)、少なくとも上記2科目において

しばしば起こり得る
「テキストが何を言っているのかや問題文が何を問うているのかも

分からない…」
などという事態に陥ることは、その学習内容からいって考えにくいです。

 

ですから、問題が解ける、あるいは解けないにしても解説を読んで

理解できる…結果学習もスムーズに進んでいき、非常に気分も良い…。

 

でもそればかりを続けていてはダメなんですね、

例えるならバッティングセンターで緩い球を気持ちよく打ち返していても、

野球の実戦的な練習にならないのと一緒で。

 

誤解されるといけないので書いておきますが、

決して政治学は学習すべきではない、ということではありませんからね。
むしろ学習が点に結びつきやすい、言ってみれば“オイシイ科目”ですので、

是非ともしっかりやっていただきたいと思います。

但しマスターしやすいということは、反面、

『これだけやれば十分、これ以上やっても伸び代がない』という

いわば“飽和状態”に達しやすいということでもあるのです。

前記した事例で言えば、その人は(当たり前ですが)決して漫画本読んだり、

テレビ見たり…ということではなく、確かに学習はしています。

しかしそれが試験の合格に結び付くかは別問題なのです。

 

むしろ漫画本を読んだりするのと違って、ある意味厄介といえるのかも…。

自分自身において「受験勉強が極めて順調に進んでいる」という

錯覚を起こしやすいわけですからね。

 

この辺りについては、一つの科目をマスターするということを、

やかんに入れた水を沸かすことに例えると良いと思います。

(以下あくまで比喩的な意味です…当方全くの文系人間ですから)

 

やかんの中の水の量を各科目のボリュームに置き換えます。

政治学は、水を少量入れた状態、対する経済学や民法は満杯に入れた状態。

当然水の量によって沸騰するまでの所要時間が異なりますよね。
少ないほうが早くに沸騰するというわけです。

そして100度で沸騰したらそれ以上火にかけていても温度は上がりませんよね。

 

その場合、その沸いたお湯はさっさと魔法瓶に入れて、

次のやかんを火にかける(=別の科目の学習に移る)べきなのです。

(前回も触れましたが、“お湯が沸騰している状態”である旨

自分自身で判断するのは、実際のところなかなか難しいかもしれません。
ただ、その点を意識しながら学習するというだけでもかなりロスは少なくなる

はずです)

そして魔法瓶の保温性能にも限界がありますから、時間が経って

ぬるくなってしまったお湯は、また火にかける(=復習する)必要があります。
勿論その際に再沸騰させる時間は、最初に水から沸かす時に比べて、

遥かに短くて済むというわけです。


 

受験生が勉強する理由は、自己満足のためでもなければ、

勿論学者等になるためでもありません。

将来的にはともかく、その時点では“目指す試験に合格するため”に尽きます。

 
そのために出題科目数の多い公務員試験においては、

今回のやかんの事例で示したような

『“トータル”で合格ラインに達する、“バランス”の良い学習計画』

 

が非常に大事なわけですね。

 

では次回以降、出題科目を学習法の違いによって分類していくことにします。

次回はまず、その前提となる型についてです。

 

最後までありがとうございました。

それではまた。