こんにちは!
ゼロ塾論文メール添削講座主任講師の「ゆう」です。
今回は、国家一般職採用試験の一般論文試験について、アドバイスを書いてみます。
国家一般職の一般論文試験は、行政区分の第1次試験で課される試験です。
試験時間は1時間であり、1題のみの出題ですから、問題の選択の余地はありません。
配点比率は1/9です。
配点比率が1/9だということもあって、
本格的な準備をしないで試験に臨む人もいるようです。
しかし、1/9という配点比率は低いとは言えません。
100点満点だとしたら11点以上のウエイトですから。
出題の形式と内容について、特徴を考察してみましょう。
出題の形式は、いわゆる「1行問題」ではありません。
「1行問題」とは、例えば、「地球温暖化の対策を論ぜよ」などという問題のことです。
このような「1行問題」ではなくて、500字~700字程度の問題文と2つの設問という形式の問題です。
外見は、大学入試の現代文の問題に似ています。
もちろん、単に問題文本文の内容の理解のみを問われるのではないので、
現代文の問題と完全に同じ出題ではありません。
ただ、実は、この点は国家一般職の一般論文試験の対策のキーポイントです。
特に、問題文に下線が引いてあって、設問がその下線部について問うている場合は、
大学入試の現代文の問題との類似性を念頭に置く必要性が高いです。
この点は出題の内容の問題とも関係してきますが、
問題文本文のあとにある2つの設問だけを見ていると、
問題が要求しているポイントを把握しきれない可能性があります。
問題文本文は考察の基礎となる前提を提示する役割があるのです。
したがって、ここを丁寧に読まないうちに、
予め自分が用意してきた内容を記述すると、
問題が要求している論文内容から大きく逸脱する危険があります。
第1に問題文本文を読んで理解する必要があること、第2に設問が2つもあること、
第3に試験時間が1時間しかないことを考えると、
それほど分量を多く書くことはできないと思われます。
国家一般職試験の受験案内には「文章による表現力、課題に対する理解力などについての短い論文による筆記試験」
という説明があります。
この説明から考えても、知識の量を試す試験ではないことが窺われます。
したがって、分量の多い論述ではなく、簡潔かつ明確な論述によって表現力と理解力を示す論述をする必要があることが分かります。
きちんと問題文本文を理解した上、
自分の見解を簡潔かつ明確な論述によってプレゼンテーションするという条件を満たすことが先決です。
出題の内容の特徴としては、2つの設問のうち、(1)は問題文本分を解読することに重点が置かれていますが、
(2)は(1)を前提として具体的な政策を提案することが求められています。
したがって、大学入試の現代文の問題にとどまらないことになります。
ただ、問題文の主題になっていることが、必ずしも「一見極めて明白に公共政策に関する問題だ」と分からない場合が多いので、
問題文本文が示している課題と公共政策とをどのように結びつけるかを丁寧に考察する必要があります。
この点に関して注意すべきことは、問題文本文の内容と2つの設問文の内容を常に照らし合わせて考察を進めていくということです。
これをしないと、アイデアも浮かびませんし、論旨がずれてくる危険性も高くなります。
「問題文本文の内容と2つの設問文の内容を常に照らし合わせて考察を進めていく」というアプローチは、
最初はなかなか気づかない受験生が多いように思われます。
ただ、私の経験によれば、指導者に指摘を受けて少し訓練すれば要領が分かってくる人がほとんどです。
以上のことを参考にして、国家一般職の一般論文試験の対策をしてみてください。